ようこそ!福島県立聴覚支援学校会津校 | |||||
◇ 会津地域で唯一の聴覚に障がいがある子どもたちの専門教育を行う学校です。聴覚障がいに配慮しながら将来の大学進学や就労等の進路実現を目指し、 一人一人にていねいな学習指導を行っています。 ◇ 教育相談随時受付中 (学校見学だけでもどうぞ。) ※ お問い合わせ 福島県立聴覚支援学校会津校 地域支援センター 「みみらんど・會津」TEL・FAX 0242-22-1286 |
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平成30年度日誌
全体自立活動:手話表現に触れよう
12月5日(水)、手話通訳問題研究会の方や聾者が来校し、5校時は幼稚部、6校時は小学部が手話表現に触れる
交流を行いました。来校された皆さんが、幼児児童たちと楽しくやりとりができるために、様々な工夫を
してくださいました。
動きをよく見て、何を表現しているか当てる幼稚部のクイズでは、幼児たちは表現する人によく注目して
考えてました。動物やサンタさんを当てて大喜び!
その後は、大きなかぶの物語をみんなで登場人物になりきって楽しみました。
小学部は、好きな色を選んだ後に小グループを作り、色を表す物の表現に挑戦!
大勢の前で表現することに恥ずかしさを感じながらも、考えた自分なりの表現をしていました。
聾者の方々の表現力の豊かさに、児童たちだけでなく私たち教員も感動しました。「伝えたい」と思う気持ちや
「わかってうれしい」という体験を通して、幼児児童の表現力を伸ばすと同時に、地域の方々とのこのような
つながりを今後も大事にしていきたいと思います。来校された皆様、大変お世話になりました。
第30回全国聾学校合奏コンクールに参加して
今の6年生が2年生の時から、全国聾学校合奏コンクールに参加をしてきました。毎年、一次審査に合格して
2次審査に進み、審査員奨励賞、努力賞、銅賞を2回いただいてきました。今回は、3年生が音楽で学習し始めた
リコーダーでの2重奏に挑戦!二人が奏でる「つばさをください」は、気持ちの合った演奏でした。
一次審査の講評では
・リコーダーをよくこなしていました。・音をお互いに聴きあっているよい演奏です。
・透明感のある音色が魅力的です。・より困難な演奏に挑戦してくれました。
等のコメントをいただき、二人とも講評をじっくりと読んでいました。
今回は残念ながら2次審査には進めませんでした。でも、これまでの二人の取り組みは本当にすばらしかったです。
二人の頑張りを称して、言葉を添えながらお互いに金メダルをかけあいました。
3年生から「いろいろ今までありがとう。」6年生から「よくがんばっていたね。」二人の笑顔が印象的でした。
カップケーキづくり(幼稚部)
11月は中庭で収穫したさつまいも使って「カップケーキ」を作りました。ホットケーキの粉と牛乳、さつまいもを
入れて混ぜるという簡単な手順なので、それぞれ自分で作りました。スプーンが見当たらない時、
「前、あそこに置いてあったなぁ」と思い出して探したり、「貸して」「○○ください」と教師や友達に言ったり
しながら生地を作る2人。あっという間に生地が完成し、電子レンジへ。できあがるのが待ち遠しく、
電子レンジの前から離れないで待っていました。2分加熱してできあがったカップケーキを目の前にして
「これは誰が食べるの?」と聞くと「ぼく」「わたし」と答え、「じゃあ、こっちは誰が食べるの?」と聞くと
「ママ」「パパ」「○○先生」と身近な人を思い浮かべて答えていました。
カップケーキはふわふわして甘く、おかわりするくらい大好評でした。最後の活動日には、4歳児は「ツナ」
5歳児は「バナナ」担任は「りんご」を入れて作り、お店の人になりきって小学部や先生方に
「どれが欲しいですか」と言い、お客さんの答えをよく聞いてカップケーキを渡していました。
幼稚部の発表~児童集会~
11月26日(月)の児童集会で幼稚部が本分校交流の思い出を発表しました。5歳児は、お気に入りの写真や
担任の手の動きを手がかりにしながら「ぼくは、本校に行きました。交流会をやりました。友達と遊びました。
楽しかったです。」と身振りも交えて大きな声で発表しました。4歳児は、ひらがなや手話のイラストを手がかりに
しながら「11月9日金曜日、本分校交流に行きました。私は卓球をやりました。また、やりたいです。」と
指文字や手話で発表しました。
二人とも、毎日のように絵日記の発表でその日の振り返りをしているものの、幼稚部以外の先生方や上級生の前で
思い出をこのように詳しく発表するのは初めてでした。姿勢に気をつけたり、手の動かし方や声の出し方を練習
したりして本番に臨みました。
今日は校内のみの発表でしたが、今度は大好きなお家の方の前でも発表してほしいなあと思います。
第2回竹田校との交流会
今回は、会津支援竹田校で竹田校の友達とボッチャやフライングディスクを行い、一緒に食事をしながら
交流しました。ボッチャでは、会津校と竹田校の友達でペアを作り、ゲームをしました。
的玉に近づけようとよく狙って、持ち玉を転がしていましたが、各ペアとも力が入りすぎて持ち玉が的玉を
通り過ぎていったり、逆に転がしが弱かったりして苦戦していました。しかし、絶妙な力加減で的玉に近づいた
ときは、歓声が上がりました。持ち玉が近づく様子を見て、みんなで一喜一憂したボッチャ大会でした。ゲームを
2回行い、すべて6年生と3年生ペアが優勝しました。
フライングディスクは同じペアで行いました。会津校の二人はあまり経験のないスポーツでしたが、相手に上手に
投げたり、ディスクを取ったりしていました。特に、3年生と5年生のペアが10回続けられ、とても上手に
できみんなから大きな拍手が送られました。
また、給食時はアニメの話題とで盛り上がり、昼休みは腕相撲をして遊んでいました。
短い時間でしたが、久しぶりの再会を楽しんでいた二人でした。
富国生命ふれあいコンサート
11月20日(火)、午後1時半より、富国生命による訪問コンサート(ふれあい特別授業)が、竹田看護専門学校
講堂にて開催されました。午前中より、会津校の児童と会津支援学校竹田校の児童たちは交流をしており、
それに続いてのコンサート鑑賞でした。幼稚部や読み聞かせでお世話になっているピッキオさんも合流して一緒に
鑑賞しました。今回は、ピアニストの竹村浄子さん、ヴァイオリン奏者の大森潤子さん、チェロ奏者の長谷部一郎
さんの3名による演奏会でした。
会津校の児童は、音楽の時間に鑑賞した「ユモレスク」が聴けること、ヴァイオリン体験をできることを楽しみに
していました。音楽室のCDで聴いた「ユモレスク」よりもとても迫力を感じたようです。また、リコーダー2重奏に
よる「つばさをください」をプロの奏者と一緒に演奏する機会もありました。当日はかなり緊張したようですが、
後日、映像で鑑賞したところ、
「二人だけよりもいろいろな音色が聴けて楽しいです!」と感想が聞かれました。
すてきな時間をありがとうございました。
「社会科見学」醤油ができるまで
11月20日(火)には、3年生の「社会科」の学習として「工場見学」に行きました。3年生の工場見学では、
私たちの暮らしが地域の産業によって支えられていることや地域の特色を学びます。学校の給食で、
林合名会社さんの醤油を使っているということを栄養士さんに教えてもらったので、それでは、醤油はどうやって
作っているのだろう?工場では何人くらい働いているのかな? 醤油ができるまでにどれくらいかかるの?という
疑問から、実際に作っているところが見たい!と見学に行くことになりました。
バスから降りると、すぐに醤油のとても良い匂いが漂い、みんなしょうゆのお餅が食べたい・・・と心の中で
思い浮かべていました。
また、林合名会社さんの歴史を感じさせる建物にも興味津々でした。一緒に参加した6年生も目を輝かせて醤油が
入っているタンクや容器に詰められている様子を顔を近づけて見たり、親切な工場長さんの話を熱心に
聞いていました。醤油の種類やできるまでの工程などの説明を受け、疑問に思っていたことを聞いたり、
醤油の味見させてもらったりして「へえ~そうなんだ!!」とびっくりすることばかりの社会科見学でした。
給食感謝の会
11月16日(金)給食感謝の会が行われました。栄養技師の穴澤さんを招待し、一緒に給食を食べました。
小学部の児童から「給食の材料はどこで買っているのか」「いつから給食を考える人になったのか」など質問があり、
分かりやすく丁寧に教えていただきました。炭酸飲料の話から塩分の話へと会話が次々と弾み充実した会食の時間
でした。
ごちそうさまの後は、感謝の気持ちが書かれた手紙を幼児・児童一人一人が渡しました。
最後に穴澤さんから、「給食の味が薄いのは、みんなが将来健康で生活していくために大切なことだから、
小さいときから薄い味に慣れてほしい」というお話があり、改めて給食のありがたさを感じる有意義な会と
なりました。
ピッキオによる読み聞かせ
11月15日ピッキオさんによる読み聞かせがありました。各学級ごとに季節に合った
すてきな絵本を読んでいただきました。
今回は6年学級での取り組みをご紹介します。
6年生は、以前から約束していた俳句の鑑賞を行いました。まず6年生から、秋をテーマに考えた句を
披露しました。
「かれ葉落ち 新たにできた 色の道」
「秋になり 食欲増えて 重くなる」
「温泉に 紅葉つかりて 赤くなり」
ピッキオの佐藤さんは、考えた過程や言葉の使い方について6年生に質問し、3つの俳句の良さを
味わうようにやりとりしてくださいました。。そして、佐藤さんに素晴らしい作品だと何度もほめられ、
うれしくほほえむ6年生でした。
また、佐藤さんに1番のお気に入りを聞いてみると、3つとも甲乙つけがたいとお話がありました。
その後、佐藤さんの句が披露されその場面の説明もあり、なるほどとうなずきながら聞いていました。
「俳句を作って、また鑑賞しましょう。」と約束をした今回の読み聞かせでした。
小学部クラブ活動:パフェ作り
これまでクラブ活動では、児童と話し合いをして運動遊びや手品遊びなどを行ってきましたが、
11月14日(水)のクラブ活動では、「パフェ作り」を行いました。児童2名とも自分でパフェを作るのは
初めてで何週間も前からこの日を楽しみに、絵に描いてイメージを膨らませていました。電動泡立て器で
生クリームをホイップにする作業では、思った以上に時間がかかりましたが、お互いに交代しあい、やっとの思いで
完成したホイップクリームを味見してみると「ん!?甘い!」と二人からほほ笑みがこぼれました。ゼリーや
フルーツ缶詰、ポッキーなど事前に考えていた材料をトッピングして美味しそうなパフェが完成しました。
先生方にも事前にトッピングしたい材料を聞いて、みんなで作りました。先生方にも「生クリームが甘い!」と
大好評でした。3年生からは「泡立て器を長く持っていたので肩が痛くなりました。でも先生方がおいしいと
言ってくれて嬉しかったです。」6年生からは「どんな物を入れようか考えながら作るのが楽しかったです。
自分で作ったのでおいしかったです。」との感想がありました。次回は「たこ焼き」を作ります。
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