日誌

平成27年度日誌

冬の季節にちなんで


 
 
今回のピッキオによる読み聞かせでは、冬にちなんだ絵本が
取り上げられていました。
読み聞かせが始まる前に、学年の実態や季節感、児童達が
楽しめるか等、様々な視点から絵本を選択して下さっています。
今回も、児童の気持ちをぐっと引き寄せていただいたステキな
読み聞かせとなりました。その理由は、この後に行っている
合同自立活動での児童達の感想に表れ、読み聞かせが気持ちを
育むものであることを実感できました。

感極まり 涙・涙の5年生

 
 
全員が図書室に集合して行う合同自立活動。
今回も、児童それぞれが、一番印象に残った絵本について紹介を
しました。絵本を見ていない児童にも、情報をより伝わりやすく
するため、児童の発言は随時、ホワイトボードに表記しています。
まずは5年生の感想発表。あらすじを話し進めるうちに、目がうるんできました。
白鳥の親子の物語で、病気の子を残して北国へ戻る場面を説明すると、
大粒の涙がぽろり、ぽろり。一緒に物語を聞いた先生もつられてぽろり。
その様子を見ていた3年生や先生方も涙目に。。。
3年生は、シルエットからへびが何をのみこんだかを当てる絵本を
取り上げました。はじめは、説明に戸惑っていましたが、思い出して
イメージが浮かぶと、一番面白かった場面が太陽を飲み込んだ場面
だったことを、絵本に出てきたキーワードを使って笑顔で伝えていました。
ことばでの表現と物語が引きだしてくれる心の成長が感じられました。

今回は3年生の発表


 
 
児童集会では、学習の成果を発表する機会を設けています。
今回は小学部3年生の国語科でした。
情景を思い浮かべ、それをことばで表現するために
登場人物になりきって考える活動を授業で丁寧に行ってきました。
完成した物語を実物投影機を利用して紹介しました。
5年生も画面に注目しながら、じっくり耳を傾けて聞いていました。
登場人物のやりとりから、3年生のやさしさが感じられるステキな
絵本の発表でした。

ALTとの初めての外国語活動

 
 
小学部5年生は、4月から外国語活動を学習しています。
きこえにくさをカバーするため、毎回、FM補聴システムを活用し、
ことばだけではなく、表情やジェスチャーを工夫して
コミュニケーションする大切さや楽しさを学んでいます。
オクラホマ州出身のローリー先生との初めての学習では、
あみだくじの歌を歌って自己紹介の順番を決めたり、
先生から出題された選択問題に取り組んだりと、大変積極的に
活動する姿が印象的でした。
人数や色が話題となると、学習して覚えた表現を使おうとする意欲も
見られました。
授業が終わると、「緊張した~」と話していましたが、とてもよい経験を
することができました。ありがとうございました。

聞きたい本はどれ?

 
 
今月も読み聞かせボランティア「ピッキオ」に来校いただきました。
3年生と5年生に分かれて、読み聞かせしてもらいました。
3年生は、絵本を選択させてもらうという初の試みがありました。
「そばがれじさまと まめじさま」を読んでもらった5年生は、
物語の途中で「あれ?この話、花さかじいさんに似ている!」と
共通点に気付く場面がありました。
この後の合同自立活動では、聞いた物語についての感想や
質疑応答を通して、考えを伝え合う活動を展開しました。