日誌

平成28年度日誌

発音について考えよう

 
「なんて いってるのかな?」   口の形がずっと同じだから、わかりにくい・・
 
ポイントは板書して確認します。    最後に自分の気を付けることを発表。

7月7日(木)、小学部で第3回全体自立活動を行いました。
今回は「発音について考えよう」です。
会津分校では、発音明瞭度検査を実施し、その結果を活用して
指導を行っています。
今回は、教師が意図的に母音を「イ」の口形のみで話す言葉を
聴き取るゲームを通して、発音で大切なことについて確認しました。
やはり、母音の口形が不明瞭であると聴き取りにくくなることを
実感していました。また、苦手な音の練習においても、
母音の口形がくずれていると間違った音の発音につながります。
発音の明瞭度を上げることのみが目的ではなく、より伝わりやすく
表現しようする児童一人一人の意識を高めていくことを重視して
います。そのため、授業だけでなく、普段の生活全体を通して、
伝わり合いを確認することが大切です。

言語活動の充実と授業のあり方

 
幼稚部3歳児学級:朝のお集まり      小学部4学年:国語科:「走れ」
 
 研究授業についての協議の様子       藤島先生の講義より

 
7月12日(火)、宮城教育大学の藤島省太先生を講師にお迎えし、
第1回校内研修会を行いました。午前中には、幼稚部3歳児、
小学部4学年の研究授業を実施し、研修部においては校内研修の
進め方についてのご指導もいただきました。
午後には、研究授業についての指導を頂き、研修テーマ
「言語活動を充実させるための指導のあり方」に関連した講義を
通して、実態把握とは、子どもの実際を大事に考え、伸ばあげたい所を
伸ばすこと、言葉を覚えるにはイメージが大事であり、子どもが出す
自成信号(あえて信号としては作っていないが、他の生体に対し
信号となるもの)を大人がいかに読み取るか、そして、“ことばに伴う
概念を自分の経験から自分で身に付けていけるようにすることの
重要性を学ぶことができました。指導、支援の3適【適時・適切・適度】を
改めて意識し、また明日から指導に生かしていきます。
藤島先生、大変お世話になりました。

ふんわりふわふわ

 
設計図をもとに制作開始!     風を通すと、「おぉ。こいのぼりみたい。」
 
4年生「空気けん」 6年生「こいのぼり」

図工の学習で「ふんわりふわふわ」というテーマのもと、
身近にあるふくろを用いて、ふくらませた形からイメージしたものを
作りました。
制作前に、作りたい物の絵や使うイメージを設計図にし、
それに沿って、試行錯誤しながら完成した物が写真の作品です。
4年生「空気けんの持つtころは紙コップを使う。」
6年生「こいのぼりに見えるようにスズランテープを切ってはる。」等
設計図にはアイディアが書かれていました。
涼しげな2作品が、廊下をさわやかにしてくれています。

盛り上がったミニ運動会

 
手話で「町」ってこうやるの?        中庭でおおはしゃぎ!
 
 いい勝負!赤も白もガンバレ!      給食、おいしいね。

6月29日(水)、第1回竹田分校との交流会がありました。
テーマは昨年度に引き続き「たくさん話そう!たくさん動こう!」です。
久しぶりの対面でしたので自己紹介をし、竹田分校の友達は、
「ミニ運動会を協力してがんばりたい!」と意気込みを教えてくれました。
休憩をはさみ、耐震工事後の学校を会津分校児童が案内したり、
中庭に出ておいかけっこをしたり、実がたわわになっているビワの木を
観察したりと、児童同士が積極的に関わり合っていました。
後半は体育館でのミニ運動会。ラジオ体操で体をほぐした後は、
作戦会議を持ちながら、大玉転がし、玉入れを楽しみました。
たくさん動いたあとの、みんなで食べる給食は、いつもに増して
美味しかったです。
竹田分校のみなさん、次は11月にまた一緒に活動しましょう。

福島県立博物館

  
勾玉作りに集中!    学芸員さんにていねいに説明を受ける。
 
 
展示物を見入る6年生。         完成した勾玉を手に。

6月22日(水)、6年生は社会科の授業で福島県立博物館に
行ってきました。最初に勾玉作りに挑戦し、紙やすりで磨き、
1時間ほどでみごとに仕上げることができましたが、学芸員の
方から、本物は石が硬くて、作るのにとても長い時間がかかったと
聞いて、驚いていました。
また、縄文時代から古墳時代にかけての歴史の説明を受け、
授業で学んだことを思い出しながら、興味深く聞き入っていました。
最後に、展示物の見学では、土器やはにわを見て、一つ一つの
違いを考えたり、よろいの重さにびっくりしたりと、歴史にさらに
関心を深めることができました。
丁寧にご説明をいただいた県立博物館の学芸員の方々、
本当にありがとうございました。

相撲大会に参加!

 
足を高く上げて準備運動。      いよいよ本番。「はっけよい のこった!」
 
どちらも一歩もゆずらない!強気です。   図工では作品作りに没頭中。

6月23日(木)、6年生が会津坂下町立坂下東小学校へ一日交流へ
出かけました。当日は相撲大会があり、1校時から友達と一緒に
会場準備や練習に取り組みました。あいにくの雨で、予定していた
外の土俵ではなく、体育館に設定した土俵で相撲を取りました。
相撲部の友達から、取り組みのコツを教えてもらい、本番では、昨年度
以上の粘りを見せて、名勝負となりました。結果は、土俵際でもつれ合い、
先に倒れてしまいました。取り組み後、やりきった表情をみせてくれた
6年生。思い出に残る相撲大会となったようです。
その後、給食や休み時間のバスケットボール、図工での制作活動、
クラブ活動等友達と一緒に活動してきました。
聞こえを補償するため、相手校の先生にFMシステムマイクの装着を
お願いすることも、自ら行ってきました。1日に様々な体験ができ、
有意義な交流及び共同学習となりました。
坂下東小学校のみなさん、ありがとうございまいた。

楽しかった郡山本校での交流

 
司会の役割をしっかり果たしました。    準備体操も真剣に取り組みます。
 
体をたくさん動かして!           休み時間も大はしゃぎ!

6月17日(金)、郡山にある本校において、聾学校本校各分校の
3.4年生14名が集まって交流会を行いました。
会津分校の4年生は、先生と一緒に路線バスと高速バスを乗り継いで
郡山本校まで往復しました。早いうちから公共機関を使うことは
自立への第一歩になります。
今回は、始めの会で司会を務めました。その後体育館でランニングや
準備運動をしっかり行ったあと、体育館でドッジボールやドッジビーで
盛り上がりました。友達と食べる給食は「おいしかった!」と大満足。
昼休みには腕ずもうやおしゃべりをして交流を楽しみました。
年1回の交流ですが、毎年の積み重ねは確実に友達との関係性を
育んでいると、児童の様子から評価することができます。

運動会の思い出

  
4年 玉入れ     6年 本気で走った紅白リレー  

ご家族や地域の方々よりたくさんの応援をいただき、
思いっきり体を動かした運動会を振り返り、図工の学習で作品を
仕上げました。
運動会の写真を見たり、自分自身の体の部分を改めて観察したり、
教師が示す体勢を参考にしたりしながら、下書きに時間をかけて
試行錯誤しながら描いていました。
仕上がった作品には、運動会を楽しみ、真剣に取り組んだ姿勢が
感じられます。

幼稚部交流

 
       順番をまって お返事したよ。        ぼくも できるよ!
 
   砂場であそんだよ             白梅幼稚園

6月8日(水)より、週1回、聾学校会津分校の近所にある
白梅幼稚園で幼稚部3歳児の交流及び共同学習がはじまりました。
会津分校を出発するとき、「どこに行くのかな・・・」とちょっぴり
不安そうな3歳児でしたが、幼稚園の園舎とバスが見えると。
張り切って玄関に向かうことができました。
一緒に活動するバンビ組のお友達は、ロッカーの位置を教えてくれたり
トイレの使い方を教えてくれたりと、みんなとても親切です。
朝のお集まりでは、担任の先生に注目して、呼名にしっかり
答えることができました。園庭では裸足になって遊びを楽しみました。
白梅幼稚園のみなさん、これからどうぞよろしくお願いします。

昔のくらしを学び体験しました

 
土器の模様って何でつけたのかな?  「本物だ~。あったかいなぁ」
 
 ねらいを定めて、獲物をゲット!        まほろんの皆さんと。

6月8日(水)県文化財センター白河館より、國井さん、大山さんを
お迎えし、「おでかけまほろん」体験活動を行いました。
縄文時代の土器などに触れ、居住地周辺の遺跡も紹介して頂きました。
土器の模様つけに興味をもち、油粘土を使って、実際に模様をつける
体験もしました。また、熊や鹿の毛皮にも触れて、その感触を体験できました。
後半は弓矢体験でした。獲物を捕るときの道具の移り変わりについて
説明を聞き、』指導員の方より手ほどきを受け、的の熊や鹿をねらって
矢を元気よく放っていました。6年生は社会科で学習したことを
思い起こしながら、指導員の方と積極的に話す様子が見られるなど、
充実した体験学習となりました。