今年度最後のピッキオさんの読み聞かせでした。
2月は、記録的な寒波による休校で、ピッキオさんとの交流も中止せざるを得ない状況でした。
幼児児童は、久しぶりの読み聞かせをとても楽しみにしていました。
小学部の1冊目は「ピヨピヨスーパーマーケット」でした。買い物学習をしたばかりの児童にとって、身近で親しみをもって聞き入っていました。
2冊目は、「おだんごぱん」でした。おじいさんとおばあさんの家を逃げ出したおだんごぱんが、うさぎやおおかみからも歌を歌って上手に逃れますが、最後にきつねに食べられてしまいます。ピッキオさんの歌が面白くて、笑顔がはじけました。
3冊目は、「おおかみのおなかのなかで」でした。おおかみに食べられたねずみが、おおかみのお腹の中であひるに出会います。怖かったはずのおおかみのお腹の中が、居心地の良い場所になり、結末にクスっと笑える1冊でした。
幼稚部さんは「ぼくおおきくなるからね!」「とんでもない」「おうさまのおべんとう」「どうやってねるのかな」「ピヨピヨスーパーマーケット」の5冊を読んでいただきました。1年間で大きく成長した4人は、「ぼくおおきくなるからね。」に自分を重ね、釘付けでした。
最後にピッキオさんから、幼児児童一人一人に、卒業おめでとう、進級おめでとうのカードをいただきました。会津校からは、1年間の読み聞かせの写真を添えた感謝のカードを贈りました。
ピッキオの皆さん、今年度もありがとうございました。4月の読み聞かせが、今から待ち遠しいです!





3月11日、東日本大震災で被害を受け、犠牲になった方々への鎮魂の気持ちを込めて、給食後に、各学級で黙とうをしました。
小学部の児童も幼稚部の幼児も、東日本大震災後に生まれた子どもたちです。
幼稚部さんはイメージもつかないと思いますが、児童集会で教頭先生から大きな地震があったこと、大津波でまちが流されてしまったことなどのお話を聴いて、福島県で大変なことが起きたことは感じていました。
小学部の社会科では自然災害の学習で、地震や津波などの被害や対策について学びました。
特別な教科 道徳でも、震災や復興への取り組みについて学びました。
震災を体験はしていませんが、震災や原発事故後の福島を担っていくための知識を身に付け、思いをつないでいく力が芽生えています。



小学部児童は、リオン・ドール駅前店に集合し、調理学習で使う材料の買い物をしました。
事前学習で自分が何を買うのかを確認していたため、店内に入ると早速探し始めていました。
たらこやツナ缶、ラップフィルムを買うとき、どちらがお得かを考える様子も見られ、家庭科で学習した賢い消費者さながらでした。
その後、路線バスを使って、會津稽古堂へ向かい、幼稚部と合流しました。
今回は、會津稽古堂のクッキングスタジオを借りて、自分たちでおにぎりとみそ汁づくりに挑戦しました。
一人一人がお米を研ぐことから始めました。
幼稚部の幼児は、たまねぎの皮をむいたり、ツナマヨを和えたりしました。
小学部は、具材を包丁で切ったり、みそ汁の水やみその分量を量ったりしました。
そのあとは、好きな具を選んで一人一人がおにぎりをにぎりました。
自分たちで作ったおにぎりは、とてもおいしかったそうです。「しあわせ~」という声も聞かれました。
最後の振り返りで、一人一人が自分が食べたおにぎりの具を発表し、「おにぎり人気ランキング!」が決まりました。
今回は「たらこ」が一位でした。からあげやサケフレークも人気が高かったです。
幼稚部も小学部も、積極的に活動することができた、楽しくておいしい校外学習でした。





3月3日は、桃の節句、ひな祭りでした。
校内では、2月に幼児児童みんなで、協力してひな人形を飾りました。
優しくそっと運び、行事絵本を見ながら試行錯誤して、人形やお道具を並べていました。
「ぼんぼり」「びょうぶ」「三人官女」「五人囃子」など、「ひなまつり」の歌に出てくるものに気づいた幼児もいました。
人形を飾った日には、欠席のお友達もいたので、全員がそろった日に記念写真を撮りました。
お内裏様とお雛様と同じようにすました表情が素敵です。
3月3日の給食は、ひな祭り献立でした。
ちらし寿司にすまし汁で、女の子の成長を祝いました。
女の子にも、男の子にも、嬉しいひな祭りになりました。





平校の幼稚部年長児との「架け橋期 オンライン交流」を行いました。
年長児が、小学部の生活についていろいろな質問をし、会津校の1年生がそれに答えるやりとりを楽しみました。
昨年度の幼稚部交流以来の久しぶりのやりとりだったこともあり、とても賑わいました。
平校の年長児から出た質問は・・・
「一番好きな勉強は、何ですか。」「国語、算数、図工のほかに、どんな勉強がありますか。」
「ランドセルの中には、何を入れていますか。」「登校までは、家で何をしていますか。」などなど。
会津校の1年生は、自分の生活を振り返りながら、優しく丁寧に伝えており、「お兄さんになったなぁ。」と、この1年の成長ぶりを感じることができました。
平校の友達は、1年生とのやりとりで、4月から始まる小学校生活にわくわくどきどきしてくれたかな。
楽しいオンライン交流を、ありがとうございました。




3学期のリクリエーションタイムでは、「ねらって なげよう!」に取り組んでいます。
プレイルームに配置したフラフープの円の中をねらって玉を投げ、チーム戦で点数を競い合います。
幼稚部の幼児にとっても見てわかる状況づくりは、UD(ユニバーサルデザイン)の授業づくりの一貫です。
紅白のチーム分けや投げる順番を決める方法を視覚化しておくことで、子どもたちは教師に頼ることなく、どんどん自分たちで準備を始めるようになってきました。
玉を投げるときは、距離によって獲得する点数が異なるため、確実に点数が取れる所をねらう児童や高得点をねらって挑戦する児童など、一人一人の真剣な表情が見どころの一つです。
見通しをもって活動に参加するにつれ、児童の方から新しいルールの提案があったり、審判役を自ら申し出たり、幼児も進んで後片付けをしたりと、自発的な行動が多くみられるようになってきました。
また、ねらいを定めて数字の書かれたピンを倒す「モルック」も、昼休みのブームとなっています。





1学期は手紙による間接交流、2学期に1日交流と行事(運動会)交流を体験しました。
久しぶりの再会では、たくさんの笑顔が見られました。
1校時(算数)は、計算の復習をしました。タイマーが大きく提示され、時間内に計算に取り組む真剣な様子がたくさん見られました。
2校時(道徳)は、アンパンマンの作者である「やなせたかし」さんのお話を聞き、大好きなことを続けていく良さを感じたり、自分の大好きなことを考えたりすることができました。
3校時(生活)は、近くの幼稚園児を招待して、学校クイズやグループ活動を楽しみ、4校時はその振り返りを絵と文章でかきました。
おいしい給食を食べた後、休み時間は鬼ごっこや長縄跳びをして、教師を介さず子ども同士でたくさん触れ合う姿が見られました。
そのあと、学年縦割りの清掃がありました。会津校でも、幼稚部と小学部が一斉清掃を週1回行っていますが、謹教小での縦割り清掃で、高学年からやさしく教わり、協力して清掃する貴重な経験もできました。
謹教小学校1年生のみなさん、先生方、一緒に活動できて、とても楽しかったです。
また来年度も、どうぞよろしくお願いいたします。




3校時に小学部で合同自立活動がありました。毎月1回を目安に発表や児童同士の話し合い活動の学習を行っています。
今回は、3月の校外学習での買い物学習が話し合いのテーマでした。
調理学習をする際の材料を、小学部児童が分担して買い物します。
「校外学習の買い物学習で、買うものを話し合いで決める。」という、めあてを確認し、クイズで話し合いのルールを確認しました。
どの児童も、自分だけが話すのではなく順番に話すことや話し手に注目して聞くこと、もし買いたいものが重なった場合は、「ゆずりあい」や「じゃんけん」をすることを理解していました。
そして、児童同士で話し合いを進め、めあてを達成することができました。
今年度、会津校は校内研修のサブテーマに「視覚化・焦点化・共有化の手立てを重視した授業づくり」を掲げています。
今、何を考えればよいか、わかったことは何かなど、どの児童にとってもわかりやすいUD(ユニバーサルデザイン)の授業づくりは、児童一人一人の主体性を引き出し、協働的な学びにつながっています。


