日誌

平成27年度日誌

こんなとき どうする?

 
サッカーで遊んでいる時     けが人が・・。周りに人はいない。どうする?

今回の全体自立活動では、様々な場面での自分の行動を考える
学習をしました。児童達は、聞こえにくさがあることから、
場の状況を読みにくいことが課題の一つとしてあげられます。
そこで、場面を意図的に設定して役割演技し、自分のかかわり方を
振り返ったり、教師の動きを参考にしたりして、望ましい行動について
学びました。動作化の中で固まってしまう場面もありました。
児童が「どうすればよいか、考える所が難しかった。」と振り返って
意見を出していたように、判断に困る場面に遭遇した時の対応を
考えることは、とても大切です。
動作化したことをしっかり言葉でおさえることで、状況の理解につながり、
それが行動する力につながります。

アルツ磐梯スキー場にて

 
 
1月27日(水)、アルツ磐梯スキー場でスキー教室を実施しました。
今年度は分校長先生が指導者として主に5年生を担当し、
午前中は、3年生、5年生の実態に応じた練習を行いました。
1年ぶりのスキーでしたが、2名とも大変積極的なすべりを見せて
いました。時折、晴れ間もさし、景色がきれいに見え、児童達は
「わぁ、きれい!」とつぶやいていました。
5年生は、分校長先生と一緒に、幅の狭いコースをボーゲンで
リズミカルにすべるところが面白かったそうです。
3年生は、コースの最後、直滑降ですべるスピード感が
楽しかったそうです。
昼食後は、ゴンドラで上まで行き、また練習を再開しました。
2月には、3年生は居住地校交流先の松山小学校のスキー教室にも
参加します。今回のスキー教室の成果を発揮してほしいと思います。

演目「白ねずみ」

  
「ねずみは大きいか?」   「いいえ」     「お後がよろしいようで」

小学部3年生が国語科「わらい話を楽しもう」で落語を学習しました。
家庭でも音読をがんばり、イメージを膨らませるために、学校では
落語のDVDを鑑賞しました。
話し手によって顔の向きを変えて演じる工夫をし、
縁起のよいねずみの大きさを尋ねる主人役、奉公人役、
ねずみとりの中のねずみ役を演じ分けていました。
休み時間に教室で発表したのですが、
想像以上の完成度の高さに、友達や先生方から
大喝采を受けていました。

岐阜県立岐阜聾学校


 
1月14日(木)に開催された第53回東海地区聾学校研究会に
教員1名が参加してきました。
「一人一人のニーズに応じた指導と支援の在り方を考える」
~言語活動の充実を図る指導の工夫~という大会主題のもと、
授業研究会、小学部の分科会に参加し情報交換してきました。
小学部3年の国語の授業で、「ありが散り散りになる」等の表現を
児童が理解できるために、ありや石の絵カードを用いてボードに
貼り付けながら説明するといった分かりやすい工夫を随所に
見ることができました。分科会が終了すると、参加教員は地元の
新聞記者に取材されたそうです。
後日、研究会の様子が新聞掲載され、岐阜聾学校の先生より
参加教員の発言も載っていたとFAXをいただきました。
ご連絡をありがとうございました。また機会があれば伺いたいです。

ご協力に感謝します。

 
 
1月19日(火)は、授業参観、PTA奉仕活動、全体懇談会が
ありました。ご多忙の中、3年生、5年生の保護者が参加され、
校内の窓ガラス磨きをしていただきました。作業をしながら、耐震工事後の
きれいになった校舎に驚かれていた保護者のお二人でした。
第3学期全体懇談会では、今年度の学校ビジョンに対する
アンケート集約について教頭より説明がありました。日頃の取り組みを
パワーポイントで視覚的にお伝えし、充実した学校生活を送っていることに
安心されていました。読書活動や学力向上に引き続き力を入れ、
交流及び共同学習もさらに充実させていくことを、学校と家庭相互に
確認することができました。

「食べること」は大切です!

 
 
全体懇談会と象実には食育教室、親子給食会も開催しました。
会津大学短期大学部食物栄養学科の鈴木秀子先生をお迎えし、
親子で「食べること」の大切さをについて学びました。
紙芝居や食べ物の働きを示す円グラフを用いて、視覚的に大変
分かりやすく、食事をする環境やバランス良く食べること、
食べものは4つのエネルギーになること等を説明して下さいました。
秀子先生が優しく投げかける質問に、児童は考えながら答え、
保護者からも家庭で出すおやつの内容について質問が出ていました。
先生にはFM補聴システムのマイクと音声認識システム「こえみる」の
マイク両方を装用していただきました。声をより確実に耳へ伝える支援と、
音声を可視化する支援をしながら、情報がより伝わりやすい環境づくりに
配慮して食育教室を進めました。
保護者の事後アンケートには、「家庭ではうまく説明できない内容を
子どもに分かりやすく説明してもらい、とても勉強になりました。」と
回答がありました。
秀子先生、大変お世話になりました。

僕たちが考えたリクエスト献立です!

 
食育教室の後には親子給食会がありました。
講師の鈴木秀子先生、保護者と一緒に、自分たちが考えた
リクエスト献立の給食をいただきました。
メニューは、【ご飯・卵スープ・鶏の唐揚げ・白菜のクリームシチュー煮・
みかん・牛乳】でした。
バランスのよい献立になっているか、前時の食育教室で
秀子先生に見ていただくと、赤・緑・黄色の食品群にバランスよく
食材が入っており、合格をいただきました!!
食事中は、「意識してよく噛むと、食材の味がわかりますよ。」と
アドバイスを頂きました。また、保護者には、「味噌汁の具など
あえて大きく切ることで、よく噛むことを促せます。」とすぐに
実践できる声かけもして下さっていました。
お母さんと一緒で、笑顔いっぱいの美味しい親子給食会となりました。

年賀はがきで ごあいさつ!


   
2学期の終わりに、総合的な学習の時間で、居住地校交流先の
松山小学校3年生あてに年賀状を書き、投函しました。
すると、本日、松山小学校3年生の皆さんから、たくさんの年賀状が
届きました。
年賀状には、いろいろなキャラクターが描かれていたり、前回の交流で
行った豆腐づくりや一緒に遊んだ『王様ジャンケン』が楽しかったこと等が
書かれたりしていました。3年生は、1枚1枚うれしそうに読んでいました。
松山小学校3年生のみなさん、楽しい年賀状をありがとうございました。
次の交流も楽しみにしています。

有意義な3学期に!

 

2名の児童が元気に登校し、新年のあいさつを先生方と
交わして3学期をスタートしました。
第3学期始業式では、芳賀分校長先生より
「あっという間に過ぎてしまう3学期ですが、目標を
もって取り組んでいきましょう。」とお話をいただきました。
「冬休みの思い出」発表では、映画館で映画を見たことや
クリスマスの出来事について、楽しさを思い出し笑顔で
発表していました。
始業式の後には、分校長先生からも発表がありました。
その内容とは・・・。(次をご覧下さい)

象に乗ってみたいな!

 
 
分校長先生は、この冬休みに『スリランカ』に行かれました。
会津養護学校の先生が現在、青年海外協力隊員として
活動しているためです。
パワーポイントで、日本からの行き方やスリランカの様子、
障がい児支援センターのこと等について、写真をたくさん
見せていただきました。
象の背中に乗ることができる、と知ると、児童は「どうやって
象の背中に乗ったのですか?」と質問していました。
スリランカの紙幣や硬貨を見せてもらい、20ルピー札を手に
すると、じっくり観察していました。また、スリランカのあいさつ
『アーユボーワン』を教わり、皆であいさつし合ったりしました。
年始めに、異国の文化に触れる貴重な体験となりました。

すみずみまで きれいに!


 
 
2学期のしめくくりとして、児童会活動の愛校活動を行いました。
ただいま耐震工事の最中のため、校舎の半分は使えない状況です。
図書室は、会議室や食堂、集会を行う場を兼ねています。
いつもの清掃ではなかなか手が行き届かない場所まで、
自分たちで考えながら磨いていました。
いよいよ、明日で2学期も終わります。
みみちゃんらんどの壁面も、すっかり冬バージョンになりました。

調理実習&理科の学習

 
 
 ぐつぐつと 中の様子がよくわかる!  「先生、生ゴミはどこに捨てますか?」
 
 「キーワードをしっかり覚えようっと」     「何?もう1回 教えて」

12月17日(木)、坂下町立坂下東小学校へ出かけました。
朝の活動、家庭科、理科、学級活動、給食、昼休みと、盛りだくさんの
内容で、大変充実した交流及び共同学習となりました。
調理実習では、中身が見える鍋でご飯を炊き、理科では、パソコン室で
単元「人のたんじょう」の調べ学習を行いました。活動を通して、
周囲の様子に気付かせ、何をすればよいのか自ら考えて行動することが
できるよう、交流の場だからこそできる指導として、状況に応じた見守りや
言葉かけを重視しています。その成果の表れとして、聞き取りにくい時に
自分から先生や友達に声をかけて確認する姿が見られ、いつもとちがう
集団の場であっても、自発的な行動がとれるようになってきたことを引率
した先生も評価していました。
坂下東小学校の先生方、児童の皆さん、3学期もよろしくお願いいます。

豆腐づくり&ドッチビー!

 
 
12月15日(火)、喜多方市立松山小学校との交流に出かけて
きました。今回は一日を通した交流でした。
松山小学校は、総合的な学習の時間において、伝統的に毎年
3年生が豆からの豆腐づくりに取り組んでいます。今回は、会津分校で
3年児童が育てた大豆も混ぜてもらい、豆腐づくりを体験してきました。
活動の中で松山小児童が積極的に呼びかけてくれ、3年生も徐々に
自分から取り組む様子が増えていきました。協力してほんの甘い
豆腐の完成です。昼休みには、『王様ジャンケン』で大盛り上がり。
5校時は体育館でドッチビーを行い、これまでになく機敏な動きに
引率教員も驚いていました。とても充実した交流及び共同学習でした。
3学期もどうぞよろしくお願いします。

第2回ぶら下がり検定

   
 
 
 
 
 まずは5年生       次は3年生        先生も挑戦     
 

 けっこうツライ・・・・

ぶら下がり検定の2回目を業間時に行いました。
「目をつぶってぶら下がると集中できるよ。」と先生から
アドバイスをもらった児童達は、精神を集中して取り組みました。
結果は・・・・。
5年生は前回よりタイムが縮んで58秒、3年生は4秒伸ばして
14秒でした。児童達の様子を見ていた先生達も触発されて
記録に挑戦!見た目以上に、記録を伸ばすことの大変さを
痛感しつつ、1分を超える記録を出しました。
会津分校にいらした時には、ぜひ体験してみてください。

ロッカーのビフォー・アフター

 
 
      ビフォー                       アフター
5年生が、家庭科の『物を生かして住みやすくしよう』の学習で
身の回りの整理整頓の方法を学習しました。
授業後に、自分のロッカーの変わりばえを紹介してくれました。
段ボールやかごを利用して、引き出して使うよさと、美しく見えるよさを
実感していました。
5年生のロッカーの変わりぶりを見て、3年生も影響を受け、担任の
先生に協力してもらいながら、教室にある物で仕切りを作りました。
年末に向けて、教室の整理整頓がはかどっています。

冬の季節にちなんで


 
 
今回のピッキオによる読み聞かせでは、冬にちなんだ絵本が
取り上げられていました。
読み聞かせが始まる前に、学年の実態や季節感、児童達が
楽しめるか等、様々な視点から絵本を選択して下さっています。
今回も、児童の気持ちをぐっと引き寄せていただいたステキな
読み聞かせとなりました。その理由は、この後に行っている
合同自立活動での児童達の感想に表れ、読み聞かせが気持ちを
育むものであることを実感できました。

感極まり 涙・涙の5年生

 
 
全員が図書室に集合して行う合同自立活動。
今回も、児童それぞれが、一番印象に残った絵本について紹介を
しました。絵本を見ていない児童にも、情報をより伝わりやすく
するため、児童の発言は随時、ホワイトボードに表記しています。
まずは5年生の感想発表。あらすじを話し進めるうちに、目がうるんできました。
白鳥の親子の物語で、病気の子を残して北国へ戻る場面を説明すると、
大粒の涙がぽろり、ぽろり。一緒に物語を聞いた先生もつられてぽろり。
その様子を見ていた3年生や先生方も涙目に。。。
3年生は、シルエットからへびが何をのみこんだかを当てる絵本を
取り上げました。はじめは、説明に戸惑っていましたが、思い出して
イメージが浮かぶと、一番面白かった場面が太陽を飲み込んだ場面
だったことを、絵本に出てきたキーワードを使って笑顔で伝えていました。
ことばでの表現と物語が引きだしてくれる心の成長が感じられました。

今回は3年生の発表


 
 
児童集会では、学習の成果を発表する機会を設けています。
今回は小学部3年生の国語科でした。
情景を思い浮かべ、それをことばで表現するために
登場人物になりきって考える活動を授業で丁寧に行ってきました。
完成した物語を実物投影機を利用して紹介しました。
5年生も画面に注目しながら、じっくり耳を傾けて聞いていました。
登場人物のやりとりから、3年生のやさしさが感じられるステキな
絵本の発表でした。

ALTとの初めての外国語活動

 
 
小学部5年生は、4月から外国語活動を学習しています。
きこえにくさをカバーするため、毎回、FM補聴システムを活用し、
ことばだけではなく、表情やジェスチャーを工夫して
コミュニケーションする大切さや楽しさを学んでいます。
オクラホマ州出身のローリー先生との初めての学習では、
あみだくじの歌を歌って自己紹介の順番を決めたり、
先生から出題された選択問題に取り組んだりと、大変積極的に
活動する姿が印象的でした。
人数や色が話題となると、学習して覚えた表現を使おうとする意欲も
見られました。
授業が終わると、「緊張した~」と話していましたが、とてもよい経験を
することができました。ありがとうございました。

聞きたい本はどれ?

 
 
今月も読み聞かせボランティア「ピッキオ」に来校いただきました。
3年生と5年生に分かれて、読み聞かせしてもらいました。
3年生は、絵本を選択させてもらうという初の試みがありました。
「そばがれじさまと まめじさま」を読んでもらった5年生は、
物語の途中で「あれ?この話、花さかじいさんに似ている!」と
共通点に気付く場面がありました。
この後の合同自立活動では、聞いた物語についての感想や
質疑応答を通して、考えを伝え合う活動を展開しました。