令和6年度日誌

「地域支援センター特別支援教育研修会」を開催しました(8月1日)

主催の聴覚支援学校本校と県内の3つの分校をオンラインでつなぎ、国立特別支援教育総合研究所の山本晃先生に御講演いただきました。
会津校には、地域の中学校の先生が参加してくださいました。

 

「聴覚障がい児のインクルーシブ教育について~聴覚障がい教育の現状や教育的対応を踏まえ~」をテーマに、ビデオやフロアとのやり取りを通して、聴覚障がい児のインクルーシブ教育について、分かりやすくお話していただき、特別支援学校と地域の学校の現状と課題から、学校生活で留意すべきこと、本人や保護者に考えていただきたいことなどを具体的に学びました。
聞こえにくいお子さんは、一方的に支援してもらう立場ではなく、友達にも本人にも、「一緒に~する。」「聞こえにくくても○○はできる。」という理解や意識をもつことができるようにすることが大切です。より良く学習や活動ができるための合理的配慮を本人、保護者と関係者がともに考えることが必要とのことでした。

 

参加された先生方からは「困る状況や目指す姿、関わり方などが具体的に分かりました。」、「分かりやすい話し方に気を付けて、丁寧なやり取りをしたいです。」などの感想がありました。
子ども達は、聞こえる人の多い社会で生活していきます。
自分の聞こえにくさや状況を分かって、周囲に説明したり、どうしてほしいのか配慮を求めたりできるように、今後の指導、支援に生かしていきたいと思います。