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体育専門アドバイザー来校

 10月23日(金)、昨年度に引き続き、会津教育事務所の「小学校体育専門アドバイザー 武藏 信介(むさし しんすけ)先生」に来校いただき、小学部体育科の授業へご指導ご助言をいただきました。子どもたちは昨年度、武藏先生と学習したことをよく覚えており、打ち解けた楽しい雰囲気で学習を行うことができました。
 毎時間行っている「※身体つくりの運動」では、各運動のポイントや動きのバリエーション、身体のどの部位を意識するとよいか、などについてご指導いただきました。「スキップ」では、足をZ型にするとよいこと、「カニ走り」では、手を上で叩いたり、火山が噴火するように大きく動いたりする楽しい動きを取り入れるとよいこと、「ウサギ走り」では、おしりを高く上げ、両手をしっかりと床につくとよいこと、などを模範の動きを示しながら分かりやすく教えていただきました。また苦手な子どもも多い「カエルの足打ち(両手を床について、腰を上げて両足裏を打つ動き)」では、紙で作った人形で身体のどの部位をどのように動かすとよいかを丁寧に教えていただきました。
 主となる活動のマット運動では、導入の動きである「ゆりかご」を上手に行うコツを教えていただき、その通りに行うと上手にできるようになり、子どもたちは大喜びでした。また2人組になって行う「ゆりかご」も教えていただき、楽しく運動することができました。
 「前転(前転がり)」「後転(後ろ転がり)」では、あごを引く、お腹を見る、など体の動かし方のポイントと一緒に、「ダンゴムシのように体を丸めるとよい」と、子どもたちが動きをイメージしやすいように説明してくださいました。動きのポイントを確認しながら、数回練習を行うと、ぎこちなかった前転(前転がり)や後転(後ろ転がり)が、スムーズに行えるようになってきました。また教師が児童の動きを補助するポイントやコツについてもご指導いただき、大変参考になりました。学習の最後には、2人で手をつないでの丸太転がりや丸太転がりで転がってきた人をジャンプや前転で飛び越えるなど、遊びの要素を取り入れたマット運動についても教えていただきました。
 武藏先生の子どもたちへの指導やかかわりから、子どもたちの意欲を引き出して楽しく身体を動かすことや様々な動き(運動)を経験させることなどの大切さについて再認識できました。
 武藏先生、体育の授業を行う上で大切なことを数多く教えていただき、本当にありがとうございました。

※ 福島県教育委員会が作成した「運動身体づくりプログラム」をもとに、本校の児童に合わせた運動内容で構成した運動。